2010年7月1日木曜日

世界不況、再び悪化?(雑学編)

英経済、再びリセッションに陥る可能性=ポーゼン中銀金融政策委員(トムソンロイター) - goo ニュース


ロコスケです。

つい先日、米国のFOMCの議事録の中で経済悪化の兆しがあるとの内容が盛り込まれていた記憶があります。
米国住宅着工数が再び落ち込み始めました。

これは優遇税制などの住宅購入を促進する制度の期限が切れたのが直接原因
だとされています。
昨日、ニューヨーク ダウが年初来安値を更新しました。
明日(2日)の米国雇用統計では厳しい数字が出る可能性が非常に高いです。
FRBの今後の手腕を期待しますが、原油流出事故が米国の経済に微妙に影響を及ぼし始めたと思ってます。


ここにきて、英国でも経済悪化を危惧する発言が出てきたことは、注目して
おくべきでしょう。
とにかく欧州はギリシアの経済危機が景気悪化を引導しているのは間違いありません。
ドイツのメルケル首相IMFによって再建が進められていますが、世界不況の真っ只中で、困難を極めております。
ギリシアの経済問題は、国民性を含めて根深いものがあります。
単にユーロをつぎ込んで赤字補填だけでは、必ず再建は失敗するでしょう。

中国は世界不況の中で一人勝ちしておりますが、その主要な原因として人民元の不当な安さを上げることが出来ます。
米国の国債を多大に購入することによって、人民元を多く消費して人民元
意図的な下落を図り(現実には上昇圧力をなくす意図)、輸出の増大を進めて
国内生産を拡大しました。
米国として、米国の国債の最大購入国である中国に対して、クリントン国務長官
中国に訪問さして礼を尽くしてきましたが、ここにきて、人民元の切り上げを
強く要求するに至りました。
さすがの中国も、米国の顔色をうかがいながら人民元の切り上げを弾力化という名目で
最小限の幅で認めざるを得なくなりました。
今後とも人民元の切り上げ圧力は増え続けるでしょう。

中国が世界の経済を引っ張っているように見えなくはありませんが、ギリシア危機
を上回る経済爆弾を抱えていることも忘れてはなりません。
上海万博が終わった頃にバブルがはじけるという、北京五輪以前からの懸念です。

日本も国内で様々な問題を抱えておりますが、一刻も早く景気回復を果たさないと
2番底の悪化が待ち受けるでしょう。

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