2010年5月9日日曜日

単に本能であるから若者であるほど忠実

「苦味&酸味離れ」が進行中 現代人の味つけトレンドは?(R25) - goo ニュース


ロコスケです。

食物の味覚には、甘い、辛い、すっぱい、ぴりっと辛いがあります。

中華料理には、それに苦いが加わります。


子供が離乳食から初めて食材の味を味わうようになった時、なぜか苦味と

酸味を嫌います。ですから小児用の薬は苦味をごまかすためにシロップを

混ぜたり、甘味料が添加されています。

ヨーグルトはプレーンヨーグルトなどでは、子供が酸味を嫌うために蜂蜜とか

砂糖を混ぜて食べやすくしています。


これはなぜかと申しますと、本来の人間の防御本能なのです。


苦さは毒物、酸味は腐食した食べ物として避けるのです。

甘みは自然界では糖分を意味して体に良いからです。


しかし、年齢を重ねるようになってからは、生活環境や文化の

影響が本能を上回り嗜好が変化するのです。


子供の頃にコーヒー牛乳を飲んでいた人がカフェオーレを飲み

ブレンドコーヒーへと変化し、ブラックコーヒーへと嗜好が変化

する場合も少なからずあります。

ビールも飲み始めは、苦くて敬遠した経験がある人もおられる

でしょう。


酸味も、ビタミンCやクエン酸、酢など、体に良いことを知ってから

酸味に徐々に慣れて好みとして受け入れるようになります。

ワインも入門ではコンコード種などの葡萄で酸味が控えめなものを

選ぶ人が多いです。飲みなれるとカベルネ種とかしっかりとした

渋み味のワインへと嗜好が変わる人が多いです。


だから、若者が苦味や酸味を好まないのは決して不思議なこと

ではありません。

だからと言って、若者の味覚が未熟であるという意味ではなくて

食文化の変化として捕らえた方が良いかもしれません。


ポテトチップで梅味がありますし、梅練りとか梅干を材料とした

スナックもそれなりに若者でも売れています。

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