2010年5月4日火曜日

裁判員制度の評価と問題点

裁判員制度「よいスタート切れた」 最高裁長官が感謝(朝日新聞) - goo ニュース



ロコスケです。

あれから1年が経過しました。

職業としている裁判官よりも我々一般人の裁判員の出す結論の方が

不思議と受け入れやすいものと感じております。

判事の出す判決では、何でそんなに軽い判決なのかと疑問視する

ケースが時々ありますが、不思議と裁判員の出す判決には納得で

きるのは、僕だけでしょうか?

勿論に、事前に裁判官より判決の相場(?)のアドバイスを受けての

ことだとは思いますが。

特に性犯罪に対しての刑罰は、裁判員の方が重くなる傾向を指摘

されていますが、僕にとっては妥当と考えます。

理由は、弱者への犯罪であるからです。

刑法によって過去の判例に照らし合わせて業務的に判決を下す

職業の裁判官にとっては、良い刺激となっていると思います。


最高裁長官が公判前整理の制度の能率の低さを指摘しております。

しかし、検事や弁護士が証拠物や証言の裁判での証拠認定を

巡っての駆け引きや、事件での争点に関しての協議など、時間の

短縮が困難なものに対して、今後、裁判所がどの様なガイドライン

を設けるのかが課題でしょう。


裁判員には、未知なるもので未体験であるものだったので、選任

された人には、それなりの抵抗感があったと思われます。

しかしながら、報道で取り上げられることもそれなりにあるので、

徐々に解消されていくと思います。


検察審査会も同時期に改正されました。

民主党の幹事長の親衛隊が起訴相当の検察審査会の結論に

文句を言っているのでありますが、幹事長の取り巻きの手柄

争いに過ぎません。


元々、地検の結論は、嫌疑不十分です。

嫌疑なしではないのです。

起訴は断念したに過ぎません。

審査会の後押しで起訴に持ち込んでくれることを期待したい。

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